「リゾートバイトって楽しそうだけど実際はどう?」「リゾートバイトのイヤなとこってどんなとこ?」と、リゾートバイトについて気になる人は多いのではないでしょうか?
リゾートバイトは、いまとは別の環境で働くことで新しい経験や出会いがある反面、変えたことによって生活環境が不便になるといった可能性もあります。
本記事では、リゾバ歴7年の僕がリゾートバイトとはどのようなものなのか、リゾートバイトのメリット・デメリットはもちろん、リゾートバイトに身を置いて後悔しないためのコツも紹介します。
リゾートバイトとは?
リゾートバイトとは、沖縄のようなリゾート地や大阪・京都のような観光地に住み込みで働くお仕事のことです。
住み込みなので、気軽にプチ移住体験や一人暮らしができます。また、ほとんどの求人が現地までの交通費・寮費・光熱費が無料なのも人気な理由の1つです。
リゾートバイトをはじめるには、派遣会社に登録しお仕事を紹介してもらうのが一般的です。リゾバに特化した派遣会社は複数ありますが、個人的には5社から選べば十分だと思います。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
オススメ記事:【リゾバ歴7年】リゾートバイトおすすめ派遣会社ランキング8社|派遣会社の選び方を徹底解説!
僕のリゾバ経歴
僕が初めてリゾバを経験したのは大学生のときでした。仕事はもちろん、仕事終わりや休日に他のリゾバスタッフと過ごす時間が楽しくて、すっかりリゾバ沼にハマっています。
僕が選ぶリゾバ職種は時期や掲載される求人によりますが、主に以下の3つです。
- レストランホール
- スキー場スタッフ
- 旅館スタッフ
どれも比較的求人数が多く、未経験でも始めやすいので人気なお仕事です。
他にも裏方や調理補助なども経験しましたが、お客様とのコミュニケーションが好きな僕に裏方業務は物足りなく、職人気質な方が多い調理業界も向いていないなと感じました。
リゾートバイトの特徴
一般的なアルバイトやお仕事とは働く環境が全く異なるのがリゾバです。具体的なリゾバの特徴として、以下の3つが挙げられます。
- 勤務先のほとんどが観光地
- 求人のほとんどが住み込みのお仕事
- 短期でも長期でも選べる勤務期間
勤務先のほとんどが観光地
リゾバ派遣会社の求人掲載サイトをみてみると
リゾート地である沖縄や全国各地の宿泊施設・レジャー施設の求人が多く掲載されています。
宿泊施設・レジャー施設では「繁忙期だけ人手がほしい」という経営者は多く、「人手を探し紹介します」とできたのがリゾバ派遣会社なのです。
そのため勤務先の多くは、年末年始や夏休みのような長期休暇のときに忙しくなる観光地がほとんどになります。
求人のほとんどが住み込みのお仕事
リゾバ求人には、勤務先が用意してくれた寮に住みながら働く「住み込み」と自宅から通う「通い」があります。
リゾバスタッフのほとんどが地方から働きにくるのと、リゾバのお仕事は朝が早いことも多いので勤務先の近くに用意された寮から出勤できる「住み込み」がメインです。
寮のタイプには、主に以下の3つがあります。
- 個室寮
- 相部屋
- シェアハウス
寮のタイプは、求人に記載されているので自分の条件にあったものを選びましょう。
短期でも長期でも選べる勤務期間
実はリゾバの契約期間は自分で決められます。求人には最低限の契約期間が記載されていますが、派遣会社の担当者に相談すると多少の融通は可能です。
ただ、担当者の人柄や相性によります。特に短くする場合は丁寧に交渉しましょう。
求人の大半を占める宿泊施設・レジャー施設では「繁忙期だけ人手がほしい」とお伝えしました。しかし、慢性的に人員不足な施設は多く、長期契約を歓迎してくれるところもあります。
長期でのリゾバを考えている場合、初めから「6カ月契約」ではなくまずは「2〜3カ月」にしておき、勤務先の環境を確認して良ければ延長していくのがおすすめです。
延長の都度、派遣会社の担当者に要望を伝えられ、うまくすれば時給アップにも繋がります。
リゾートバイト5つのデメリット
リゾバについて派遣会社のホームページやInstagramなどで調べてみると、リゾバスタッフの楽しそうな写真で溢れています。
実際、僕もやめ時を見失うくらいリゾバは楽しいと感じていますが、働く環境や職種によってはおすすめできません。
リゾバのデメリットとして、以下の5つについて解説します。
- 周辺環境が整っておらず生活が不便な場所もある
- 期間や職種によって仕事がキツい
- 途中で帰ってしまった場合の交通費が自費になる
- 寮には当たりはずれがある
- 観光地は誘惑が多く思い出と比例して体重が増える
周辺環境が整っておらず生活が不便な場所もある
温泉街やメインの観光地はすごく栄えているが、少し離れると街灯もまばらの田舎道になるゾバ先は少なくありません。
徒歩圏内にコンビニがなかったり、キャッシュレスに対応しておらずカードが利用できないお店が多かったりします。
利便性においては少し劣ることもありますが、最近では現金の他にPayPayなら利用できるお店は増えてきているようです。
期間や職種によって仕事がキツい
年末年始や夏休みなどの長期休暇はとにかく忙しいので、「週1休み」「毎日残業」は当たり前の現場が多くなります。働き慣れていない人には、キツい時期といえるでしょう。
また一概にはいえませんが、僕が実際に働いてみて「キツいな」と思ったのは調理スタッフでした。調理の世界の人は、職人気質な人が多く未経験の僕にも容赦なかったです。
お仕事なので厳しく指導するのは受け入れられますが、笑顔のない殺伐とした空気が多くて、僕には耐え難い環境でした。
途中で帰ってしまった場合の交通費が自費になる
交通費に関しては、「全額の交通費支給」または「かかった交通費の一部を負担」するといった求人が多く、全額自己負担ということはほぼあり得ません。
しかし、交通費を受け取れる条件としてどの派遣会社も「契約期間の満了」と定めているため、途中で帰ってしまった場合は自費になります。
実際に働いてみて、自己都合ではなくやむを得ない事情で帰宅しなければならなくなった場合には、派遣会社の担当者に相談してみましょう。
寮には当たりはずれがある
リゾバは住み込みのお仕事がほとんどなので、勤務先が寮を用意してくれるのですが「当たり」「ハズレ」があります。
清潔である程度の家電がそろっていて快適に過ごせる寮や、ホテル・旅館の空いている客室を使わせてくれる「当たり寮」。
寮から勤務先が遠かったり、築年数が古く部屋にクモの巣があるようなキレイとは言い難い「ハズレ寮」。
寮選びに失敗しないためには、求人に掲載されている寮の写真をチェックすることが大切です。僕の経験上、寮の写真は「ワクトリ」というリゾバ派遣会社が断トツで充実していますのでチェックしてみてくださいね。
※寮の写真は、派遣会社に登録後にもらえる求人詳細で確認できます。
関連記事:【リゾートバイト】ワクトリを完全解説|評判・口コミ・メリット・デメリット全てまとめてみた
観光地は誘惑が多く思い出と比例して体重が増える
勤務先のリゾバスタッフや社員さんと仲良くなると、休日に「観光地しよう」「ごはん行こう」というように外食の機会が増えます。
美味しくて楽しいことはデメリットではないですが、外食を頻繁にしてしまうと思い出とともに贅肉もついてきてしまいますので気をつけましょう。
リゾートバイト7つメリット
リゾバは「知らない土地で慣れない仕事をする」という、少し不安もある道を選んだ人だからこそ得られるメリットや観光地ならではの特典がたくさんあります。
本項では、リゾバのメリットとして以下の7つについて解説します。
- 日本全国の気になる場所・好きな場所へ試住体験ができる
- 時給1,500円以上の高時給案件が豊富にある
- 生活費がほぼかからないので、月20万円の貯金も可能
- スキー場ではリフト券無料・旅館では温泉入り放題の特典がある
- まかないやお客様に提供しているお料理が無料で食べられる
- 少し変わった面白い人や大切な人との出会いがある
- 貯めたお金で海外留学やワーホリへいき人生の転機にもなる
日本全国の気になる場所・好きな場所へ試住体験ができる
リゾバの求人は、北は北海道・南は沖縄まで全国的に網羅されています。
求人さえあれば以前から行ってみたかった「気になる場所」や思い出の「好きな場所」で働くことが可能です。
また現在、地方へ移住する人も増えてきていますが、「いきなり移住は不安」という場合、移住する前に気になっているところへ試しに住んでみる試住体験ができます。
実際に滞在ではなく住んでみると、2泊3日の旅行では気づかなかったことも見つけられるはずです。
時給1,500円以上の高時給案件が豊富にある
僕がリゾバを始めた頃は、時給1,100〜1,200円くらいが相場でした。いまでは派遣会社同士が競い合うかのように時給が上がり、1,500円の求人も多く見かけます。
いまのところ時給で派遣会社を選ぶなら、時給も高くてスタッフ特典も多い「アルファリゾート」か業界最高時給を掲げている「グッドマンサービス」がおすすめです。
生活費がほぼかからないので、月20万円の貯金も可能
リゾバでは基本的に、以下3つの生活費を負担してくれる求人がほとんどです。
- 寮費
- 電気光熱費
- まかない(1日2食分)
場所によっては「冬は暖房代2,000/月負担」「寮費一部負担」というように、多少の生活費がかかることもありますが、全額負担の求人は多いのでかなり生活費を抑えられます。
▼僕の1カ月の生活費
スマホ代 2,970円
食費 15,000円(1日500円×31日)
交際費 20,000円(観光・飲み代)
他にも生活用品のような細々したものを足しても、1カ月4〜5万円あれば充分に生活できるかなと思います。
スキー場ではリフト券無料・旅館では温泉入り放題の特典がある
スキー場や近くの施設でスタッフとして働くとリフト券が無料で利用できたり、遊びに来てくれた友人も無料(または割引された)リフト券で一緒に楽しめます。
また、旅館スタッフとして働くと勤務先の大浴場が入り放題です。もちろん求人によってスタッフの利用を許可していない場合もありますが、ほとんどの旅館は入浴できます。
お仕事終わりの温泉はかなり癒されますし、毎日入れる贅沢はリゾバならではの特典です。
まかないやお客様に提供しているお料理が無料で食べられる
まかないは、お弁当や調理場の人の手作りなど勤務先によってさまざまですが、自分で用意しなくていいのはラクです。しかも無料。
また、レストランスタッフや仲居をしているとあまったお料理を食べられるときがあります。
「なぜあまるの?」と思うかもしれませんが、都合によりお客様が夕食をキャンセルしたり調理場が数を間違えてしまったりすることは珍しくありません。
僕もホテルのコース料理に出している「和牛ステーキ」や懐石料理の「ズワイガニ」など、お客様に提供されるものと同じ美味しい料理を何度も食べました。
少し変わった面白い人や大切な人との出会いがある
リゾバは日本全国から、年齢も学歴もバックグラウンドが違う人たちが集まります。
知らない場所に一人で働きにくる人は良い意味で変わっていて人生経験豊富な人が多いので、いままで出会えなかった面白い人とも出会えるはずです。
またリゾバで出会って付き合うようになり、次のリゾバ先に「二人でいく」というカップル誕生もリゾバでは珍しくありません。
貯めたお金で海外留学やワーホリへいき人生の転機にもなる
リゾバは生活費も節約できて時給もいいので、自分次第ではかなり貯金ができます。海外留学やワーホリ資金を貯めるためにリゾバを始める人もいるくらいです。
僕の友人には、リゾバで海外のお客様を対応したのがきっかけで、海外留学を決めた人がいます。
彼は「英語を話せない自分に一所懸命伝えようとしてくれたのにわからなかったのが悔しい」「彼らともっと話したかった」とリゾバ後すぐにセブ島留学へ行きました。
関連記事:リゾートバイトで英語を学ぶならリゾバ✖︎オンライン英会話が最強!注意点やおすすめな場所、リゾバ派遣会社を解説
後悔しないためにデメリットをメリットに変える方法
リゾバ初心者が後悔しないために「これだけしておけば大丈夫!」ということを3つまとめました。
- Googleマップで周辺環境をチェックする
- 繁忙期は避けてフォローし合えるリフト係やレストランホールを選ぶ
- 派遣会社の担当さんに現地情報をリサーチする
Googleマップで周辺環境をチェックする
「田舎の不便な生活は送りたくない」「整った生活環境で暮らしたい」という人は、求人に記載されている寮の住所で事前に周辺環境を確認しましょう。
Googleマップを利用すると「近くに何があるか」「交通の便はいいか」など簡単に確認が可能です。
僕は、田舎の雰囲気が好きなのであまり整いすぎている環境は好みませんが、いざというときのために「コンビニ」と「ドラックストア」が近くにあるか確認します。
繁忙期は避けてフォローし合えるレストランスタッフやリフト係を選ぶ
リゾバ初心者に繁忙期は過酷すぎるのであまりおすすめはしません。
「どうしても稼ぎたい」「ひまなのはイヤ」といった理由で繁忙期を望まれる場合は、長期休暇の1週間くらい前から働かせてもらって少しでも慣れておくとよいでしょう。
繁忙期の忙しすぎる時期にいくと、現地の先輩スタッフも忙しいので邪険にされたり丁寧な指導ができなかったりしますのでお互いに効率が悪くなります。
また、初心者であれば同じフロアに何人もいてフォローし合えるレストランスタッフやリゾバではラクな仕事として人気のリフト係を選ぶのもおすすめです。
派遣会社の担当さんに現地情報をリサーチする
勤務先選びに失敗しないためには、派遣会社の担当者に現地情報を聞いておくのも重要です。リゾバ初心者が聞いておくとよいことをまとめてみました。
- 今までに途中で辞めた人はいますか?
- 現在リゾバスタッフはどのくらいいますか?
- 先月の残業時間はどのくらいでしたか?
「こんなこと聞いてイヤがられない?」と思う人もいるかもしれません。ですが、初めてのリゾバで不安になるのは担当者の人もわかってくれているので大丈夫です。
特に「リゾートバイトダイブ」は親切で丁寧な担当者が多数在籍していますので、初めてリゾバを検討される人におすすめです。
関連記事:【リゾバ歴7年】リゾートバイトダイブの評判・口コミ | 魅力とデメリットを徹底解説します
まとめ
リゾートバイトには、メリットもデメリットもあります。環境を変えることで起こるデメリットに関しては、事前に確認することで未然に防げます。
実際にリゾバを始める際には「デメリットをメリットに変える方法」でお伝えしたことを思い返してみてくださいね。
もし本記事を読んだ今もなお「リゾバをしようか迷っている」のであれば、いくつかのリゾバ派遣会社に登録してみてはいかがでしょうか。
ネット上に掲載されている求人と登録してから閲覧できる求人詳細では、情報や現地写真が全く異なる場合もあります。
実際の求人をみてイメージを掴んでみてください。
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