リゾートバイトを始めるにあたって、「リゾートバイトってどんなお仕事?」「始める前に気をつけておくことはある?」と考えている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、リゾートバイトをはじめるのに必要な「派遣会社の登録」や「就業までの流れ」の他に、僕がリゾートバイトをする前に知っておきたかった「求人詳細の確認すべき事項」などをご紹介します。
リゾートバイトの「現実」がわかる実際のリゾバ経験者の声もまとめましたので、初心者の方に一読いただければ参考になる内容です。
初心者の方にはぴったしの記事になっているぞ!ピンク系の実体験については下記の記事でチェックして欲しい。
関連記事:【神まとめ】リゾートバイトでやりもくはあるのか?現場からのリアルな声と秒速達成のコツも伝授
リゾートバイトとは?住み込みのアルバイトではなく派遣!社保にも加入できる
リゾートバイトとは、沖縄のようなリゾート地や京都、奈良などの観光地に住み込みで働くお仕事のことです。
住み込みなので、気軽にプチ移住体験や一人暮らしができます。
また、ほとんどの求人が現地までの交通費・寮費・光熱費が無料なのも人気な理由の1つです。
リゾートバイトをはじめるには、派遣会社に登録しお仕事を紹介してもらうのが一般的であり、「派遣社員」として働きます。
長期契約の場合、2カ月目以降は社会保険への加入が可能で、6カ月働くと有給取得も可能になります。
リゾートバイト体験談|登録から就業までの流れ
リゾバをはじめるために必要な派遣会社への「登録」から「就業」までを5ステップに分けてご紹介します。
- リゾートバイト派遣会社へ登録
- 電話面談と希望条件の確認
- 求人票の確認とよければ応募
- 採用が決まったら現地へ移動
- 移動日は寮の案内のみで翌日からお仕事開始
1.リゾートバイト派遣会社へ登録
リゾバ派遣会社は10社以上あり、自分に合った派遣会社を選ぶのが大切です。
個人的には、高時給求人を取り扱っている「アルファリゾート」か、大手でありリゾバ初心者へのフォローも充実している「リゾートバイトダイブ」がおすすめ。
派遣会社への登録は各ホームページにある「新規登録」から行います。基本的には以下の5つを入力するだけなので、3分程度で完了します。
- 氏名
- 性別
- メールアドレス
- 電話番号
- パスワード(会員ページのログインに必要)
リゾバ求人は会員登録をしなくても閲覧できますが、登録をしておくと派遣会社のスタッフさんが直接送ってくれる「より詳細な求人票」を見られるので、早めの登録がおすすめです。
リゾートバイト派遣会社を通さないと、部屋が汚部屋になることもあるぞ!
詳しくは下記の記事にまとめておいたぞ!
関連記事:【注意】リゾートバイトにカップルで行くと別れる?同棲ってぶっちゃけどう?体験談に基づきお伝えします
2.電話面談と希望条件の確認
「新規登録」が済むと、登録した電話番号に派遣会社から電話がかかってきます。
平日(派遣会社の営業日)に登録したのであれば営業時間内にかかってくるので、急ぎでなければ待っているといいでしょう。
電話は10〜15分くらいで、以下3つについて確認されます。
- 職務経歴
- 髪色・ネイル・タトゥー(刺青)
- 今回探しているお仕事について
リゾバはホテルや旅館のスタッフなど、接客の求人が多くあります。
接客スタッフを希望する場合、職務経歴に接客経験があればアピールしておくとよいでしょう。早くお仕事が決まる確率が上がります。
明るい髪色やネイルはNGな求人が多いので、就業前までに対応しましょう。タトゥー(刺青)は見えないところにあり、隠し通せるのであれば「ない」と答えたほうがお仕事は決まりやすくなります。
また、今回どのようなお仕事を探しているのか「勤務希望地」や「希望職種」など聞かれますので、希望があれば思っていることを伝えてください。
希望がなければ派遣会社のおすすめや、急募の求人を紹介してくれるのであまり気構えなくて大丈夫です。
3.求人票の確認とよければ応募
電話した日中または後日(翌営業日)に、希望に合いそうな求人が3〜5個ほどメールまたはLINEへ送られてくるので確認しましょう。
働きたいと思う求人があれば、応募したい旨を電話やメール(LINE)で伝えると応募できます。
求人票は以下のような感じだぞ!
4.採用が決まったら現地へ移動
応募して即日〜1週間ほどで採用の合否が決まります。お仕事が決まれば、現地へ行く準備をはじめましょう。
「最寄駅」や「行き方」の詳細は、派遣会社側が教えてくれるので、初めての一人移動でも安心です。
5.移動日は寮の案内のみで翌日からお仕事開始
現地に着くと、勤務先の担当スタッフの方が寮へ案内してくれます。部屋の使い方やゴミ出しの注意点などの説明をしてくださるので、重要なことはメモを取りましょう。
移動日は荷解きもあるので、働くことはほとんどありません。
大抵の場合、お仕事開始は移動日の翌日からになりますが、心配であれば応募前に派遣会社へ確認しておきましょう。
リゾートバイト体験談|リゾバであると役立つ準備しておくとよいもの
リゾバ歴6年の僕が、「旅館」「スキー場」で働く場合に加え、場所に関係なく全リゾバイターが準備しておくとよいものとして以下3つをご紹介します。
- 旅館のスタッフとして働くなら「シャンプー・コンディショナーの持ち運びカゴ」
- スキー場や寒い場所で働くなら「電気ケトル」
- 全リゾバイターへのおすすめは「延長コード」と「折りたたみハンガー」
旅館のスタッフとして働くなら「シャンプー・コンディショナーの持ち運びカゴ」
リゾバ先として、旅館を選ぶと「毎日温泉に入れる」という特典があります。もちろん求人によっては入浴規制がありますが、リゾバスタッフも使用できるように開放してくれている施設がほとんどです。
ただ、旅館の大浴場に置いてあるシャンプーやコンディショナーは、お客様のために用意されたものです。大浴場を利用する際は、自分で用意したものを持参しましょう。
大浴場のような濡れた場所には、100円ショップで売っているような水切りができるタイプの「持ち運びカゴ」がおすすめです。
スキー場や寒い場所で働くなら「電気ケトル」
寮にはお鍋やフライパンが用意されていることがあるので、お湯を沸かすことはできます。しかし、1人分なら「電気ケトル」のほうが使い勝手もよく、早く沸くので重宝します。
スキー場や寒い場所で、すぐに温かいものが飲めるので、「電気ケトル」は必需品と言っても過言ではないでしょう。
おすすめは「ティファール」のケトルです。「ティファール製」という信頼と、蓋が取り外し可能というお手入れのしやすさが特徴で、お湯も素早く沸きます。迷ったらこれを選んでおけば間違いないでしょう。
僕がリゾバで愛用しているのは以下のようなものだよ。
全リゾバイターへのおすすめは「延長コード」と「折りたたみハンガー」
僕がリゾバ先に必ず持って行くものが「延長コード」と「折りたたみハンガー」です。
寮の雰囲気は、事前に派遣会社のスタッフさんがくれる写真でわかりますが、詳細は現地へ行くまでわかりません。コンセントとベッドやテーブルが離れていることもあるので、「延長コード」があるとストレスなく生活できます。
僕はAmazonで買った延長コードを使い続けています。日本だけでなく海外旅行のときも使える品物なのでおすすめです。
ハンガーは、以前いたリゾバスタッフの置き土産がありますが、コンセント同様に行くまでわかりません。あればラッキーですが、ない場合は洗濯の際に苦労します。
あるかないかの賭けはせず「折りたたみハンガー」を持参するといいでしょう。
「折りたたみハンガー」であれば、かさばらないので持ち運びにも便利です。Amazonでも1000円以下で販売されており、旅行などの際も重宝するので一つ持っておいて損は無いですね。
リゾートバイト体験談|コロナ禍で変わったこと
2022年11月現在、コロナが流行り出してから約3年が経とうとしています。終息はしていないものの新たな旅行支援が発表され、観光業は賑わいを取り戻しつつあると言えるでしょう。
コロナに対する対策として、以前にはなかった以下の3つについて現状をお伝えします。
- 着任前にPCR検査(簡易キット)の実施がおこなわれるようになった
- 宿泊施設やレジャー施設ではなく農業をおすすめされるようになった
- 田舎にいくと外出や飲み会制限が厳しかったけど緩和されてきた
着任前にPCR検査(簡易キット)の実施がおこなわれるようになった
求人によっては、検査キットによる陰性の証明が必要になります。現地入りの前にPCR検査キットが自宅に届くので、各自で検査しましょう。陰性であれば現地へ行けます。
コロナが流行っていたときは、中〜大規模施設の求人に事前PCR検査が多くありました。しかし、「最近は検査が必要な案件は50件に1〜2件あるかどうかくらいです。」と僕の派遣会社の担当さんが仰っていたので、めったに求められることはありません。
宿泊施設やレジャー施設ではなく農業をおすすめされるようになった
リゾバは、ホテルや旅館でのお仕事求人が多いですが、住み込み農業の求人も取り扱っています。実際に僕のリゾバ友達には、コロナでホテル求人が激減したため農業へ挑戦した人がいます。
働く先が変わるだけで、交通費も寮費も無料だったそうです。彼の働き先が当たりだったのか、お米や育てている野菜もおすそ分けしてくれ、「かなり待遇がよかった」と喜んでいました。
「ホテルや旅館は気疲れしそうで不安」「接客業はあまりやりたくないな」という方に、農業はいいかもしれませんね。
田舎にいくと外出や飲み会制限が厳しかったけど緩和されてきた
田舎や島では、「◯◯ホテルでコロナ陽性者がでた」というような噂が広まりやすいというのはよくある話です。
リゾバは、仲良くなった他のリゾバスタッフと観光したり寮で宅飲みしたりするのが楽しみなことでもありますが、コロナが流行りだした頃は、就業先から「寮で集まっての飲み会は控えるように」といわれていました。
今はかなり緩和され、観光も自由にできるようになったので、これからリゾバする人はあまり心配しなくて大丈夫です。
リゾバで女子と飲むと…かなり熱い1日になることもあるぞ!詳しくは下記の記事を読んで欲しい。
関連記事:【神体験談】リゾートバイトはセックスできる?5人以上とやった僕の体験談をシェアします
リゾートバイト体験談|知っていくと後々ためになる求人票の見方
派遣会社に会員登録をしておくと、派遣会社スタッフさんが電話面談後に直接送ってくれる「より詳細な求人票」を見られるとお伝えしました。
「より詳細な求人票」の見方として以下3つのポイントを解説します。
- Googleマップで周辺環境を確認
- 「タイムカード計算単位」の確認
- 制服は自分で用意するのか貸出があるのかどうかの確認
ポイントを確認するかどうかで、生活の利便性や金銭面が変わってきますので、ぜひ最後までお読みください。
Googleマップで周辺環境を確認
「より詳細な求人票」には、就業先と寮の住所が記載されています。事前にGoogleマップで、寮の近くにコンビニやスーパーがあるかなどチェックしておくと生活を送るのに困りにくくなります。
僕は、駅やバス停など公共交通機関も確認するようにしていて、「不便そう」と思った求人には「時給がかなり良い」というような魅力的な条件がない限り無理に応募しません。
ストリートビューを使うと、より地形がよりわかりやすいのでやってみてね。
「タイムカード計算単位」の確認
僕がはじめてリゾバした先で、一番後悔しているのが「タイムカード計算単位」を確認しなかったことです。
正確には、確認したけど重要性を理解していませんでした。「タイムカード計算単位」は、「◯分単位であなたのお給料を計算します」というのを示したものです。
リゾバ求人は、1分か15分単位が一般的ですが、中には30分単位と表記されているものもあります。30分単位ということは、1時間29分働いてもお給料の計算上は1時間扱いになるということです。
労働基準法24条「賃金の支払」には、「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。」と記載されています。「たとえ1分であっても、働いた時間には賃金を支払わなければならない」という意味です。
お気づきでしょうか?計算単位が、15分・30分なのは違法だということです。
計算単位が1分以外の求人を見つけたら、迷わず避けるべきでしょう。
自分の時間を大切にしたい方は、「タイムカード計算単位」のチェックを忘れずに行ってください。
ここを見落とすとどれだけ時給がよくても辛くなるぞ!
制服は自分で用意するのか貸出があるのかどうかの確認
仕事なのだから「制服貸出は当たり前」と思っている方も多いのではないでしょうか?
レストランサービスの求人では、求人票に指定された色のYシャツやボトムスを事前に用意しておくように記載されていることが多くあります。
また調理スタッフの場合、調理場は床が濡れていることが多いため「厨房シューズ」という滑らないための靴を用意しなければならないことがほとんどです。
個人的には、荷物が増えますし、地味な出費になるので事前準備が多い求人はあまりおすすめしません。
そんな凝ったものじゃなくて、動きやすいものがオススメ!
リゾートバイトの闇「やめとけ」「危ない」「最悪」といわれる理由
「リゾバは稼げる!楽しい!」というのも事実ですが、「リゾートバイト」と検索すると「やめとけ」というような声も見かけ不安になっている方も多いのではないでしょうか?
リゾバの悪いイメージの原因として、以下の3つが挙げられます。
- 人間関係
- 連勤出勤
- 寮が残念
人間関係は、生きていればリゾバに関係なく直面する問題なのであまり考えすぎないほうがいいですね。ただ、もし何かあれば派遣会社の担当スタッフに相談するようにしましょう。
リゾバは、GWや年末年始など「繁忙期」といわれる期間は、かなり激務です。週1休みも残業も当たり前になります。
寮は、フローリングのキレイなところもあれば、畳でムカデがでるようなところもあるので、心配であれば応募前に「寮は築何年ですか?」「寮で不便なことがあれば事前に教えていただけますか?」と派遣会社のスタッフさんに聞いておくと良いでしょう。
リゾバの闇については以下の記事を見て欲しい。特に初心者の方は
関連記事:【リゾバの闇】リゾートバイトはやめとけ!という奴は負け組です。11の理由と解決方法
リゾートバイト体験談|リゾバの「現実」がわかる声
実際にリゾバを経験した方のリアルな声をまとめてみました。
体調を崩すほどリゾバがしんどかった元大学生の声
学生時代ということは、夏休みや年末年始の繁忙期にリゾバを経験した方でしょう。繁忙期はかなり激務なため、慣れていないお仕事であれば心身ともにキツいかもしれません。
当たり外れがあるリゾバのハズレを引いてしまった方の声
人間関係や仕事内容など、就業先によって当たり外れがあるのは事実ですね。
繁忙期に仕事を教えてもらえなかったリゾバ経験者の声
本当に忙しいときは、「猫の手」ではなく「できる人の手」を借りたいのが既存スタッフさんの本音でしょう。
期間限定でいなくなるリゾバスタッフに教える時間があるなら、自分でやったほうが早いと考える人は少なくないです。
ツラいこともあるけどリゾバ大好き信者が居続ける理由がわかる声
「言い過ぎでしょ」と思った方も多いかもしれません。
ただ、僕はこの気持ちがすごくわかりますし同感です。リゾバを一生続けようとは考えていませんが、いまは奇跡や宝物のような経験が多すぎて本当に辞められるのか心配ではあります。
リゾバイター8年目に突入するのが怖いです。もう社会でやっていけない(白目)
僕のリゾートバイト体験談
仕事はキツかったけど、最高な思い出ができたリゾバ体験談を1つご紹介します。
キレイな夕陽が魅力的で海の目の前にある、関西では有名なホテルのレストランホールとして働いたときの話です。
中抜けシフトで「午前だけ」や「午後だけ」のときもありましたが、23連勤しました。「労働基準法的に大丈夫なの?」って思いますよね。
他のリゾバスタッフは「しんどすぎる」と派遣会社に電話していました。何かあれば派遣会社に相談できるのはいいですよね。
そんな23連勤を平気でさせるようなホテルなので、他にも大変なことは多かったです。ですが、同じツラさを共有した人って仲良くなりませんか?
仕事おわりは、ほぼ毎日のようにみんなで宅飲みしたり、海に缶チューハイ持ってチルったりしていました。「お金貯めてどうするの?」とか「やりたいこと」とかやたらみんなで熱く語りましたね〜。
キツい職場にあたったからといって、悪いことだけではないと思います。そのときのリゾバスタッフとは今でも最高な飲み友達です!
まとめ
リゾートバイト派遣会社の登録から就業までの流れや、僕がリゾートバイトをする前に知っておきたかった求人詳細の確認すべき事項などをご紹介しました。
リゾバが気になっている方は、派遣会社に登録してみて「より詳しい求人票」を確認してみてください。
見るポイントがわかれば不安も少なくなると思いますので、本記事でお伝えしたことがあなたのお役に立てば幸いです。
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